アメリカドル、ユーロ、イギリスポンドなどを受け取る銀行口座を開設したい人のために日本からでも無料で簡単にできる方法を紹介します。
海外の受け取り銀行口座が持てるPayoneerとは?
日本人でも簡単に外国の銀行口座を開けるサービスがPayoneerです。
PayoneerはPayPalに似たネットを使った決済サービスで、最大の違いはアカウントを開設すると銀行口座が持てる点です。もちろん日本語にも対応。
アカウントを開設した時点で自動的にアメリカの米ドル口座、ドイツのユーロ口座、イギリスの英ポンド口座が作成でき、さらに申請し、承認されれば日本円、カナダドル、中国元、オーストラリアドルの口座を作ることも可能です。
普通ならアメリカや欧州諸国では日本人の場合、書類やビザの関係などで銀行口座はそう簡単には作れませんよね。でもPayoneerのアカウントなら誰でも作れちゃうんです。
どんなときにPayoneerが役立つかというと、例えばあなたが日本にいながらアメリカの企業や雇い主から仕事を引き受けたとします。
ギャラをもらうとき普通なら日本に国際送金してもらうか、さもなければPaypalのような決済サービスを使うことになりますよね。しかしPayoneerを使えばアメリカの銀行口座間で取引ができるのです。
あるいは欧州に短期滞在中、現地でフリーランスとして仕事をしたとします。その支払いを受け取る場合にも現地の口座をわざわざ開けなくてもPayoneerを使えば便利になります。
また、airbnb、freelancer、iStock、Udemyなどフリーランスの仕事の支払いの受け取りもPayoneerでできちゃいます。
ちなみに僕のアメリカドルの銀行口座はこんな感じ。
送金に必要や情報は全てありますね。
通常アメリカで銀行口座を持とうと思ったら、ソーシャルセキュリティー番号(社会保障番号)やアメリカの住所が必要になりますが、Payoneerではいりません。
ここで受け取った米ドルは日本円に変換して日本の自分の銀行口座に引き出すことができるでグローバルな仕事をしたい人にはもってこいです。
Payoneerの注意点
Payoneerでは、メールを送って相手に代金を請求することができます。その際、支払う側はクレジットカードはもちろん、eCheckや銀行振り込みでも支払えます。
しかし銀行振込の支払いにはいくつか制約もあるので注意しましょう。
例えば米ドルの場合は、個人銀行口座からの送金を受け取ることはできません。できるのは法人銀行口座からの送金のみです。また、電信送金(Wire Transfer)には非対応で、ACH送金のみ対応しています。
あと、Payoneerの銀行口座では支払いの受け取りと引き出しはできますが、自分がPayoneerの口座から第三者の銀行口座に送金することはできません。あくまでも支払の受け取りと引き出し専用の口座だと思ったほうがいいですね。
なお、最低引き出し額は50ドルです。まとめるとこんな感じになります。
- Payoneerはメールで支払を請求できる
- 支払方法はクレジットカード、eCheck、銀行振り込み
- Payoneerの銀行口座は基本支払いの受け取り専用
- Payoneerで受け取ったアメリカドル、ユーロ、英ポンドは日本の自分の銀行口座に引き出すことができる。
- 最低引き出し金額は50ドルから
Payoneerの手数料
Payoneerの手数は以下の通りです。
- Payoneerアカウント同士の送金は手数料無料
- Payoneerの銀行口座への支払い受け取り手数料は無料
- 支払請求によるクレジットカード決済の手数料は3%、eCheck (USD)は1%
- 別の通貨から日本の銀行への為替手数料は最大2%
- 日本の自分の銀行への引き出し手数料は無料
Payoneerではプリペイドクレジットカードを発行してくれる
Payoneeで受け取ったお金を日本の口座に送りたくない場合は、プリペイドクレジットカードを作成して、そこから使うことも可能です。プリペイドクレジットカードはMasterCardの表示がある場所ならどこでも使えるので便利です。
つまり必ずしもPayoneeで受け取ったお金は現金化する必要はないということです。
Payoneerのまとめ
僕がPayoneerのアカウントを作ったのは、海外のASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)の支払いを受け取るのがきっかけでした。ただ、これからはもっとほかにも使い勝手がありそうでワクワクしています。外国人のクライアント相手に仕事を受注している人はぜひ利用してみてください。