アドセンスアフィリエイトのブログ構築についてときどき簡単なアドバイスをしている友人に先日、こんな質問を受けました。
「ひとつのブログで複数のテーマのことを書いてもいいの? それともひとつのテーマごとにいちいちドメインを取らないといけないの?」
これはブログを始めようとしている多くの人が抱える疑問じゃないでしょうか。人によって様々な見解がありそうですが、僕はこんなことを考えています。
僕が好きなのは、ひとつのブログで複数のテーマを抱える「ごちゃ混ぜブログ」よりも専門性のある「特化型ブログ」のほうです。特にブログ初心者こそ、何かのテーマを絞って運営していくほうが最初はアクセスが集めやすいような気がします。その理由は以下の通りです。
初心者こそブログは特化型ブログのほうがおすすめな理由
1、ターゲットを絞り易い
ブログを書いているとき、誰に向かって書いているのか分からないと文章が進まないことがよくあります。その点、テーマが一つに定まっていれば、例えば女性を対象とした「ダイエット」の場合、読者の顔、年齢、興味を意識して書くことで分かりやすい文章が書けるはずです。ターゲットが絞れたら記事を書くときのキーワードを絞るのも楽になりますね。
2、知識が身につく
一つの専門分野を扱うことで、ブログを運営していくうちに自分がその道の専門家に成長していくことが理想です。どんな初心者だって一つのテーマに特化した特化型ブログを作っていけば、記事を書くためにリサーチをすることになるため、100記事を書く頃にはそこそこの知識が付いているはずです。
やがて200記事、300記事と数を増やしく頃にはかなり詳しい人になっているでしょう。詳しくなればなるほど、記事の質が上がり、ブログの信用度もアップします。
3、ニッチな分野でナンバーワンを目指せる
大きなテーマだととてもライバルには敵わなくてもニッチなテーマで勝負すればその分野で日本一になることは不可能なことではありません。例えば「釣りブログ」ではナンバーワンになることは無理でも、「新潟荒浜港の釣りブログ」ではナンバーワンになることはできるかもしれません。
上位表示、あるいはグーグル検索の結果で1位になるということは、要するにそのキーワード(記事)でナンバーワンになるということです。誰よりも詳しく、誰よりも有益な情報を届けられるような記事を書けるようになれば自然とアクセスが生まれます。
一方で「ごちゃ混ぜブログ」はこんな人には最適じゃないでしょうか。
複数のテーマを扱うブログをやっても大丈夫な人の条件
1、すでに名前が売れている人、あるいは団体
すでにある程度ブランディングができている人、あるいは団体はそもそも名前があるのでブログ記事というより、その人自身に興味を持ってもらえるはずです。
こうなればしめたもので、どんな雑多なことを書いてもファンやリピーターがいるためにブログを定期的に読んでもらえそうです。芸能人、スポーツ選手、ちょっとした地域の有名人、有名アフィリエイターなどがこれにあてはまります。
2、顔出しでやる人
これからブランディングを図ろうとしている人でも、堂々とブログで顔出しをして、プライベートもどんどん晒していく覚悟のあるような人は読者にも身近に感じてもらえ、リピーターがつきやすいのではないでしょうか。
顔出しは必須ではありませんが、そのぐらいの意気込みとしっかりとしたブランディング戦略を持っていれば雑多なことを書いても読者はついてきてくれるかもしれません。
3、イケメン、あるいは美人
これも必須事項ではありませんが、やっぱりなんだかんだいって男は美人な女性が好きですし、女はハンサムな男性が好きなはずです。容姿に自信があるという人はそれを上手く利用していけば次々とファンができ、それこそ「今日は渋谷でランチしました」などといったどうでもいい記事まで読んでもらえるかもしれません。
4、特別な知識、スキル、経験のある人
やはりなんだかんだいっても一番重要なのはどんな情報を読者に提供できるかどうかだと思います。そのためには知識、スキル、経験がものをいうんじゃないでしょうか。
文章が上手い人、面白い人は雑多なテーマを扱っても自分のメインテーマに結びつける能力もセンスもあるものです。そういう人には雑多なブログが向いているかもしれません。
ブロガーやアフィリエイターの中にも雑多なブログを書いて、成功している人も少なくないですが彼らに共通していえるのはやはりブログ運営(マーケティング、キーワード選出、ライティング、SEO等々)のスキルが優れているという点です。
ミックスのパターン
人によってはごちゃ混ぜな雑多なブログを作っておいて、ある記事がヒットしたら、その記事の分野の特化型ブログを作る、という人もいるようです。
僕の場合、ごちゃ混ぜブログは個人的に向かないので、最近は特化型ブログを作っておいて、ある記事がヒットしたら、そこからヒントを得てさらに細分化させて別の専門ブログを作ることはします。
ただ、一つ言えるのは、ごちゃ混ぜブログだろうと、特化型ブログだろうと、まずは作り始めないとどうにもならないということです。結局はどっちがいいかはその人の向き不向きもあり、答えは一つじゃないのです。作る前からどっちがいいだろうかなどと悩んでぐずぐずしているよりも、まずはやってみるのが先決です。