外国語で外国人向けにブログを書いたらどうなるのか。実際にやってみたのでその結果を紹介します。
外国語でブログを書こうと思ったきっかけ
「下克上」や「PRIDE」でトレンドアフィリエイトの考えを学んだ当初から、僕はある一つの疑問を抱えていました。それはこの手法は外国語でも通じるのかどうかということです。
日本にはそれこそ同じ種類の教材を読んだライバルがわんさかいて競合だらけの状態です。しかし外国にはおそらく一部の人間を除いては、トレンドアフィリエイトの手法はそれほど浸透していないんじゃないのかと考えたのです。
そこでまず、アメリカ(英語圏)ではSEOやブログ運営のノウハウは最先端を行っているはず。それに対して発展途上国では一部天才がいるだけで、まだまだ一般の人のレベルは遅れているんじゃないのか、と仮説を立てました。
僕がブラジルに住んでいるということもあり、試験的にトレンドアフィリエイトの手法でひとつポルトガル語のブログを立ち上げてみました。
外国語でブログを書いたら3記事でバズッた
するとどうでしょうか。わずか3記事書いただけで、ある記事がヒットし、ブログ開設翌日には1000PV以上のアクセスをゲットしたのです。さかのぼること2014年4月のことです。
ヒットしたその記事はその後もアクセスを伸ばし、公開から1年後合計で23万以上のPVを記録しています。コメントの数は52、いいねは413付きました。
まさかこんないきなり結果が出るとは思えませんでした。日本のノウハウすげえなあ、と感動したのは言うまでもありません。
ちなみに僕のポルトガル語は特別上手いレベルではありません。ネイティブのブラジル人と比べたら子供レベルの文章です。
しかしそれでもキーワード選定と画像を使いながらシンプルに記事を書いていけば十分に伝わるし、トレンドアフィリエイトの手法を使えばアクセスは稼げるのです。
ではこのブログで得た経験を基に外国語でブログを書くことの利点と欠点が少し見えてきたの紹介します。
外国語でブログを書くことのメリット
1、世界が広がる
世界というのは「視野」という意味に置き換えてもいいかもしれません。日本語のキーワード市場しか見ていない人と比べると選択肢やターゲットが倍増するのは言うまでもありません。
日本の人口は1億数千万人ですが、言語が変われば当然マーケットの規模も変わります。外国語でブログをやれば、その言語を話す人口の数だけチャンスが広がります。
2、語学の勉強になる
ブログを書くことで単語の意味を調べたりする機会が増えるため自然に勉強になります。外国語で文章を書くことにも抵抗がなくなり、ネイティブと同じ土俵に立つことでよりネイティブに近づいていくことができるはずです。
外国語のブログには当然外国人の読者が集まり、外国語でコメントがつくので、それに対応していくことでコミュニケーション能力の向上にもつながります。
3、ライバルが少ない(可能性がある)
国(言語)によってはまだそれほどブログを書く習慣がない地域もあり、市場を独占できる可能性は十分です。マイナーな言語になればなるほどその可能性は高いです。日本でトレンドの記事がグーグル検索の上位を占めているのはそれだけ「下克上」や「PRIDE」が売れて、手法が浸透してしまったからです。そうじゃない海外ではまだまだこの秘密のノウハウを知らない人が多いので、十分に勝負していけるはずです。
外国語でブログを書くことのデメリット
1、アドセンスのクリック単価(CPC)が安い(場合がある)
外国語でブログを書くことの最大にして、最悪のメリットはここです。例えば僕のブログの場合、ブラジル人向けにポルトガル語で書いた記事は、ほとんどの場合ブラジルの広告が表示されます。
その広告料はブラジルの物価(レアル)を基にしているため、為替のレートを基に日本円にすれば当然安くなります。もちろん物価の高い国(言語)のユーザーを対象にすればこの問題は解消されるかもしれませんが。
一方で僕のブログの場合はコテコテのトレンド芸能記事なのに広告のクリック率(CTR)がとても高いです。具体的な数字を出すとグーグルに怒られるそうなので他のブログと比べて1,5倍から2倍ぐらいと言っておきます。
トレンド記事は一般的にクリック率が低いと言われているのでこの数字は驚きでした。あくまでも僕の推測ですが、アドセンス広告にまだ慣れてないネットリテラシーの低い人が多いから、ついつい広告をクリックしちゃうんじゃないのかなあと思っています。
2、コピペされることが多い
海外では海賊版の商品とかも当たり前に道で売っていたりするだけあって、著作権に対する意識もかなり薄いです。なのでコピペ記事がいまだに多く存在しています。
最近グーグルの検索エンジンはコピペなどの重複コンテンツを見抜けるようになったはずなのに、なぜか自分が書いた記事のコピーが自分より検索結果の上位に表示されていることもありました。
3、モチベージョンの維持が難しい
やはり外国語で文章を日々書いていくことを継続するのはなかなか大変です。その人の語学力にもよりますが、どれだけ語学力があってもネイティブではない限り、日本語と同じように書くことはできないからです。ただでさえ日本語でも文章を書くのが苦手だという人にはまず無理でしょう。
ちなみに僕も最近はポルトガル語のブログは更新が止まっています。ただ、昔にヒットした記事がいまだにアクセスを集めてくれているので、少なからず毎日報酬を得られている状態です。
外国語だからといって本気で取り組まないと失敗する
当たり前の話だけど、日本より情報が遅れていたり、現地の人が知らないような貴重な情報をどれだけ持っていようと、真剣に取り組んで継続しないと結果は出ません。
前述したようにモチベーションの維持は相当難しいので、それなりの覚悟が必要です。ちなみに僕は他のブログもポルトガル語で作ってみましたが、見事に失敗しています。
まとめ
外国語でブログを書くのはチャンスが大きい分、継続するのも大変です。しかしやってみる価値はあると思います。もし今海外に住んでいる、あるいは外国語を勉強しているという人は挑戦してみてはいかがでしょうか。
外国語でブログを書くにしろ、日本語でブログを書くにしろ、大事なのはやはり基本です。僕がポルトガル語のブログでも前述の成果を挙げられたのは、ポルトガル語力ではなく、ブログの運営力を身につけたからだと思います。
トレンドアフィリエイトを学ぶには下克上∞がおすすです。