グーグルトレンド、グーグルアナリティックス、アドワーズキーワードプランナー、サーチコンソール、関連キーワードツール、SEOツールをひとつにまとめたサービスがついに登場しました。その名も「SEMrush」。
日々ライバルチェックやニッチなキーワードを追い求めるアフィリエイターやブロガーにとっては時間の大幅な短縮になる超おすすめツールなので、ぜひ知っておいてください。
まず初めに言っておかないといけないのは、これは有料のアクセス解析&SEOツールだということ。なので無料のものを探している人には向いていません。
そもそも巷には無料で使えるツールが溢れているので、多くの人にとってはわざわざ有料のものを使う必要はないはずです。
ではどんな人におすすめしたいかというと、作業時間をあまり確保できない、あるいは短縮したいと思っている人にです。
作業時間の中にはアクセス解析やキーワード選定ももちろん含まれています。人によっては戦略を立てているだけで一日が終わってしまって、記事がなかなか書けないなんていう人もいるかと思います。
そんな人たちの助けとなるのがこの「SEMrush」です。ではどんなサービスなのか詳細を説明していきます。
有料アクセス解析ツールSEMrushとは?
1、SEMrushはライバルサイトの概要が一目で分かる
例えば「アフィリエイト」でグーグル検索すると、このような結果になります。ほとんどがASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダー)ですが、中には個人ブログもいくつか上位表示されていますね。
さて、「SEMrush」を使うと、「アフィリエイト」といったビッグキーワードで現在1位表示しているバリューコマースを簡単に分析することができます。検索窓に調べたいURLを入力するだけです。
検索トラフィック
すると、まず一番上に表示されるのが、左からオーガニック検索トラフィック(ORGANIC SEARCH)、有料の検索トラフィック(PAID SEARCH)、被リンク(BACKLINKS)、グーグルディスプレイネットワーク(DISPLAY ADVERTISING)の詳細です。
画面右下に目を向けると、オーガニック検索トラフィック(ORGANIC SEARCH)と有料の検索トラフィック(PAID SEARCH)の比較表を見ることができます。
2015年8月バリューコマースは平均してアクセスオーガニック検索から一日6274、有料の検索から一日802アクセスそれぞれ集めています。
キーワード
さらに下にスクロールしていくと、バリューコマースで使われているトップキーワード(TOP KEYWORDS)と検索結果における順位の割合(KEYWORD POSITION DISTRIBUTION)が見れるようになっています。
その下では主なライバルの一覧(MAIN COMETITORS)とライバルたちのオーガニック検索トラフィックのボリューム(COMETITIVE POSITIONING MAP)が見れます。
リンク情報
リンクに関する情報も詳細にわたっています。リンクのフォロー、ノロフォローの割合なども「FOLLOW VS NOFOLLOW」で分かるだけでなく、リンクタイプがテキストリンクなのか画像リンクなのかも「BACKLINKS TYPE」で教えてくれます。
2、SEMrushはキーワード解析で掲載順位、クリック単価(CPC)、検索ボリューム、競合性が分かる
トップキーワードの詳細(view full report)をクリックすると、次のような一覧が出てきます。
- キーワード(Keyword)
- 掲載順位(Pos)
- 検索ボリューム(過去12ヶ月の平均月間ボリューム)(Volume)
- クリック単価(CPC)
- URL
- トラフィックの割合(どれだけそのキーワードがアクセスの割合を占めているか)Traffic
- コスト(Costs)
- 競合性(最小値を0、最大値を1とした数字)(Com)
- 検索結果(Results)
- グーグルトレンド(過去12ヶ月のトレンド)(Trend)
- スナップショットの画面(実際にグーグル検索の結果をスナップショットで見せてくれます)(SERP source)
- 最終更新日(Last update)
僕が思うにこのツールで最も優れているのはこの部分じゃないでしょうか。上の画像はバリューコマースのデータを基にしていますが、もちろん自分のサイトのデータも取れます(注・検トラフィックが少ないサイトのデータは取得できない場合があります)。
アドセンスをやっているブロガーなら、このデータから検索ボリューム、クリック単価、そして競争率などを目安にニッチで、クリック単価の高いキーワードをいくらでも見つけることができるはずです。
一方、アフィリエイターも購買意欲の強い、ライバルが少ないキーワードをここから探すことが容易になるはずです。
また、関連キーワードの一覧も見れます。「アフィリエイト」の関連キーワードだけでも427個表示され、そこでも前述した全てのデータが分かります。二単語、三単語のクリック単価や検索ボリュームまで簡単に分かるので大変便利です。
URLだけでなく、検索窓にキーワードを入れると、そのキーワード情報が出てきます。とにかく時間の短縮になるようにいろいろな調べ方ができるようになっているのすごいです。
3、SEMrushは全データをエクスポートできる
全ての項目に「Export」ボタンが付いていて、エクセルファイル、CSV、CSVセミコロン、セミコロン区切り形式でセーブできます。キーワードを全てまとめたいときに便利です。
SEMrushのデメリット
デメリットにも触れておきましょう。
1、月払い/年間払い
このツールを買い取ることができるなら、欲しい人は多いんじゃないでしょうか。しかし月極めシステムで「PRO」、「GURU」、「BUSINESS」とプランが分かれているというのがなんとも欧米らしいです。
長期的に使う人には年間払いがお得です。ちなみにそれぞれのプランの違いはプロジェクト、レポート、キーワード解析の月々の回数で決まってきます。
デメリットはそのぐらいでしょうか。
今までは日本語に対応してなかったのですが、この度日本語版がついに上陸しました。これは一大ニュースですよ。
いずれにしてもかなり便利なツールなので世界中のSEOブログやマーケティングのブログなどで広く紹介されています。有料のツールですが一部の機能を無料で試すことができるのでぜひお試しください。