ブログを始めるべきかどうか迷っているとき、または何をどう書いたらいいか分からないときなど、これらを明確にするために自分自身に問うべき質問をまとめてみました。
誰に対してどんな記事をブログに書くのか、いやそもそもこのブログを始めるべきかどうか、といった悩みは、企画段階や初期段階で誰もが抱えることじゃないでしょうか。そんなときまずは次の10の質問を自分に問いかけてみましょう。
- ブログを始めるときに自分にするべき10の質問
- 1、そのブログをやることはあなたにとってひとつの楽しみになるのか? それとも苦しいだけなのか?
- 2、少なくとも週に2、3回はそのブログに時間を割くことができるのか?
- 3、心無い批判やネガティブコメントにも耐えることができるのか?
- 4、自分の書くことを誰に読んでもらいたいのか? そのブログの主な読者、購読者は一体どんな人たちか?
- 5、どんなことを読者に伝えたいのか? そのブログにはどんなストーリーがあるのか?
- 6、読者はどんな情報を必要としているのか? どんな悩み、苦しみを抱えているのか?
- 7、読者が普段見ているサイトやブログを普段からちゃんとチェックしているのか? また、そのサイトやブログのリストをどれだけ作れるのか?
- 8、読者はどういったキーワードで検索するのか? また、そのリストがどれだけ作れるのか?
- 9、そのブログにおける最終的なゴールはなんなのか?
- 10、1年後、そのブログ、あるいは自分の状況はどう変わっているのか?
ブログを始めるときに自分にするべき10の質問
1、そのブログをやることはあなたにとってひとつの楽しみになるのか? それとも苦しいだけなのか?
そもそも文章を書くのが苦手だという人にブログは向きません。自分が書いたものを人に読まれるのはなんだか恥ずかしい、といった程度ならやっていけば慣れますが、嫌いなことを好きにするのはなかなか難しいです。
特にお金を稼ぐことだけを目的としているなら、ブログにこだわる必要はないので、ブログ以外の方法を探すことをおすすめします。逆に書くのが好きだという人は書くことそのものが喜びにも目的にもなりえます。その結果としてお金が稼げるのが理想ですね。
2、少なくとも週に2、3回はそのブログに時間を割くことができるのか?
特に週に何回書かなければいけない、といったルールはありませんが、ひとつの習慣としてブログに向き合う時間を確保できるかどうかが継続するための鍵となってきます。週に1回も時間を作れない、あるいはブログを更新するためのモチベーションを保てそうにない、という人はそもそも始めるべきじゃないかもしれません。
一方、寝る前の数時間は毎日でもブログ更新に使える、というような人は可能なら毎日でも何かを書いたほうがいいです。稼いでいる人の中には一日に十数記事、一ヶ月に数十サイトも作ったりする人もいます。
3、心無い批判やネガティブコメントにも耐えることができるのか?
コメントフォームやお問い合わせフォームを設置している限り、ブログを続けていると、必ず批判やネガティブコメントをもらうときが来ます。これは日本のネット文化の一つなので、特に気にする必要もないんですが、そういったことに過敏に反応して、精神的に疲れてしまうような性格の人にはブログ運営は苦痛になるかもしれません。
4、自分の書くことを誰に読んでもらいたいのか? そのブログの主な読者、購読者は一体どんな人たちか?
さてどんなことを書くか、という段階のときに、まずターゲットを絞ると記事が書くやすくなります。ただ、友達、家族に向けたブログなのか、それとも特定のスポーツが好きな人を対象にしたブログなのかでは内容も全く変わってきます。
よく言われるのは、ターゲット設定は細かければ細かいほどいいということです。例えば野球でもプロ野球なのか、高校野球なのか、またプロ野球だったらどの球団なのか、あるいはどの選手なのか、高校野球だったら春なのか夏なのか、またどこの高校のどの選手なのかということを絞っていくと、そのことについての情報を知りたがっている読者層が自然と浮かんでくるはずです。
5、どんなことを読者に伝えたいのか? そのブログにはどんなストーリーがあるのか?
読者層が浮かんだら、その人たちに対してどんなことを書きたいのか(話したいのか)を考えましょう。オリジナルのストーリーがあれば最高です。
誰もが知っていることをただ客観的に書くだけではほかのブログやニュースと被ってしまうので、アクセスを集めることは難しくなるのに対して、あなただけの体験を基に書いていけば、誰が書いてもオリジナルのストーリーができるはずです。
さらにすでに頭に浮かんでいる読者たちに向かって、自分の考えや体験を打ち明けるように、語り聞かせるように書けば、スムーズにキーボードが打てるはずです。
6、読者はどんな情報を必要としているのか? どんな悩み、苦しみを抱えているのか?
検索エンジンにキーワードを打ち込んでブログにたどり付いたユーザーは基本的によっぽど有名ではない限り、最初はあなたのことなど微塵も興味がありません。
興味があるのは、彼らの疑問、好奇心、悩み、苦しみに対する「答え」や「解決策」です。そのため記事の内容は常に読者の必要としている情報でなくてはなりません。自分が定めたターゲットは一体、何を必要としているのかを今一度考えましょう。
7、読者が普段見ているサイトやブログを普段からちゃんとチェックしているのか? また、そのサイトやブログのリストをどれだけ作れるのか?
読者層を設定したら、彼らの興味を掘り起こしていくために、一体どんなサイトを普段から見ているのか想像してみましょう。実際に関連キーワードなどで検索したときに上位表示されるサイトがあなたのライバルです。
参考になるサイトをリストアップし、素直にいいなあと思った盗める技術、要素は全部盗みましょう。(あくまでも技術、要素で記事や素材を盗むことはNGです)
記事をコピーすることはご法度ですが、最近では人気ブロガーの書いた人気記事の考察記事を書く人は増えています。あのブロガーはこんな記事を書いていたけど、自分はこの件に関してはこう思うといったように、文章の引用と自分の考えを上手に織り交ぜてオリジナルの記事を作るやり方です。
いろいろな人の記事のいいところをピックアップして、まとめ記事を作るのもひとつの方法です。いずれにしても同分野の人気サイトは普段からチェックしておきましょう
8、読者はどういったキーワードで検索するのか? また、そのリストがどれだけ作れるのか?
「6」が分かれば、読者がどういったキーワードで検索するのかを想像することができます。結婚したがっている40代のバツイチ独身女性がターゲット層だとしたら、「40代 バツイチ 婚活」、「40代 バツイチ 再婚」といったキーワードで調べたりするじゃないだろうかといった仮説を立ててみると、その人たちに向けた記事が作成しやすくなります。
僕はブログを始めたばかりの頃、自分が書きたい記事を書けば、それに興味を持った人が自然と集まってくるものばかりだと思っていたのですが、「下克上」や「PRIDE」を実践してから発想が逆転しました。
大事なのはまず人が何について興味を持っているかを知ることで、それに対して記事を書くから人が集まってくるのです。
9、そのブログにおける最終的なゴールはなんなのか?
そのブログをやることであなたは何を得たいのかを今一度考えましょう。物を売りたいのか、店を繁盛させたいのか、本を出版したいのか、名声が欲しいのか、とにかくお金が稼ぎたいのかで取り組み方も違ってくるでしょう。
ただお金が稼ぎたいというのなら、書くのが楽しいとかうんぬんは抜きにして、稼げるジャンル、記事をチョイスして、もうがむしゃらに記事をアップしていくべきでしょう。名声が欲しいのなら自分のキャラを全面に押し出して、顔写真も実生活もどんどん公開していくのがいいかと思います。
いずれにしても自分なりの目標やゴールを持ったほうが継続できます。また、目標はゴールはより具体的で明確なほうがいいですね。お金を稼ぐなら月にいくら稼ぎたいのか、物を売りたいなら月にどれくらい売りたいのかなど、数字で設定するとより分かりやすいです。
10、1年後、そのブログ、あるいは自分の状況はどう変わっているのか?
ここでは「1年」としていますが、2年でも3年でも構いません。ブログを続けたことでどんな未来が待っているのか想像すると、やる気も沸いてきます。例えば月10万円稼ぐという目標が1年後に達成したとき、あなたはどんな生活をしているでしょうか。
今と同じ家に住んでいるでしょうか。それとももっと広い家に引っ越しているでしょうか。田舎に移住しているでしょうか、それとももっと都心に拠点を置いているのでしょうか。
たとえば同じ場所に住んでいたとしても、外食の回数が増えるかもしれませんし、あれもこれもお金を気にせず買えるようになっているかもしれません。
それが実現できるかどうかはやってみなければ誰にも分かりません。ただ、それが想像できるだけでも、すでに実現に向けて一歩近づいているのです。さあ、今すぐブログを始めましょう!