先日、僕が運営しているブログに自社アプリの紹介記事を書いてくれないかとの打診がありました。そのときの実際に気をつけたことを紹介します。
1、PR記事でも嘘は書かない
一番気をつけたいことはずばり嘘を書かないことです。お金をもらって何かを紹介すると、どうしてもネガティブなことを書きずらくなってしまうのは人として仕方ないでしょう。
だからといって、思ってもいないことを書くのはステマになってしまいます。万が一全くいいところが見つからない商品やサービスならまだ紹介しないほうがましです。
ここまで正直に書けたら言うことないですよね。
>>「このままでは売れない・・・」 54,000円もするiPhoneケースを頂いて感じた商売の落とし穴3つ
2、PR記事で紹介する商品・サービスは実際に使ってみる
なにより実際に使ってみる、体験してみないと紹介しようがありません。使ってもないのに適当にネットからの情報を集めてリライトするのもまたステマ行為といえるかもしれません。
商品の紹介記事の依頼を受けた場合は基本的に企業側がその商品を無料で送ってくるので、使わないで記事を書くということはないと思いますが、アフィリエイトにおいては実際使ってもない商品やサービスを「いいもの」として紹介することは日常茶飯事です。
これについてはその人の倫理感やポリシーによるものなので肯定も否定もできません。僕はステマうんぬんよりも、より詳細に渡るリアルな記事を自然に書くためにもできるだけ実際に使うように、体験するようにしています。
そのほうが書いていて面白いというのが大きいです。人によっては自腹で商品・サービスを買う、ということに拘りを持っている人もいます。
一方でモラルにばかり捕らわれているとこの世界では稼げない、という問題もあります。そんな甘っちょろいこと言ってないでとにかくじゃんじゃん商品やサービスを紹介していくべきだというのもまた真実でしょう。
>>広告と利益と倫理の問題:金のためにどこまで倫理に目をつむるか
3、PR記事は無料で引き受けない
企業によっては商品を無料で提供するからノーギャラで紹介してくれなどという企業もあります。
少し趣旨は変わりますが、雑誌に無料で記事を書いてくれないかという編集社もありますね。そういう企業は最後の最後まで報酬については一切触れず、自分たちが求めていることばかりを一方的に要求してくることが多いです。
最初はそういった依頼を受けること自体が嬉しくて、喜んでタダで応じてしまうこともあるはずです。僕もありました。しかしそれをやっていたら自分で自分の価値を下げてしまうことになるので注意が必要ですね。
本当に感動するくらいのいい商品やサービスならわざわざ企業側から言われなくても紹介しているはずです。そうじゃないならもらえるものはしっかりと要求しましょう。
ちなみに今回、自社アプリの紹介記事を書いてくれとオファーをくれたのは、HelloTalk。世界中の人々と語学学習ができるSNSアプリです。
僕は語学ブログを運営しているので上位表示されている記事を見て、連絡してきたようです。送られてきたメールはこちら。
日本マーケティング担当Dです。
このメールを読んでいただき、誠にありがとうございます。
まずはじめに弊社を簡単にご紹介させていただきたいと思います。弊社は2012年1月、HelloTalkアプリを主力プロダクトとして設立されました。
世界初のラングエジイクスチェンジソーシャルネットワークアプリとして、
言語交換にネーテイブスピーカが120+国います。
今現在、ユーザー数は200万を超えたところです。XX(サイト名)のページで紹介記事を執筆していただきたいですが、
その料金プランをいただけないでしょうか。よろしくお願い申し上げます。ご質問がございましたらお気軽にお申し付けください。
引き続きよろしくお願い申し上げます。
このメールを受けた後、何度かメールでやり取りし、記事の掲載料について交渉しました。
メールは日本語でしたが、担当者は中国人で本社も海外のようです。記事紹介料といってもいくら取っていいのか分からなかったので、まずは100USDを提示してみたところ、70USDなら払えるということだったので、それで落ち着きました。
そのブログの価値にもよりますが、僕が運営している規模のブログで簡単な記事を書いて約8500円(12月現在のレート)もらえるなら悪くないと思いました。
ただ、これはあくまでもアクセスが少ないブログだからこの値段になっただけで、おおよその相場は月間10万PVあたり1万円ぐらいだと聞きました。このブログは10万PVもないので、妥当な値段かと思います。
まとめ
PR記事でもアフィリエイト記事でも基本は同じだと思います。正直にそのサービスのメリットとデメリットを伝え、どんな人、またはどんな状況でおすすめなのかを想像させてあげることです。
僕の経験上はPR記事だからといって気を使っていいことばかり書くよりも、本音で書いたほうが逆に依頼主からも喜ばれることが多いです。