アドセンスは儲からない、と思っている人も多いようですが、やり方によっては十分稼げる方法であることは間違いありません。
ただ、実際にやってみて大して稼げなかったりすればやはりそういった結論に至ってしまうのは仕方がないことです。しかしそんな結論に至る前にこんなミスを犯していないかもう一度確認してみましょう。
1、テーマ(ジャンル)選びで失敗している
他のアフィリエイトと違ってアドセンスで稼ぐのに絶対的に必要なのはアクセス数です。これがないと始まりませんし、お金は稼げません。そのためにはテーマ選びが大変重要になってきます。
一般的な趣味、ジャンル、カテゴリーの中からテーマを選べば、だいたいどれもそれなりのニーズはあるはずですが、例えば日本では売っていない超マイナーなゲームソフトの特化型ブログなどを作ってもアクセスを集めるのは難しいかもしれません。
そこでやはり重要なのは、どのくらいのニーズがそのジャンルにあるのかをブログを始める前に調べることです。それにはグーグルアドワーズのキーワード・プランナーを使います。
アドワーズのサイトに行ったら、運用ツール>キーワードプランナーの順にクリックします。
ここで試しにマイナーな言語「スワヒリ語」の月間検索ボリュームがどれだけあるかを調べてみます。平均で検索ボリューム5400ありました。
たとえ全てのユーザーを自分のブログに集められたとしても、このキーワードでは月に平均して5400程度のアクセスしか集められないということです。一日にすると、180アクセスです。
もちろん「スワヒリ語」に関連するキーワードでコンテンツを作ればそれ以上のアクセスを集めることができるので一概には言えません。でもひとつの目安にはなるはずです。
続いてアイドルグループの「嵐」で検索ボリュームを調べてみます。
平均してなんと月に274万もの検索ボリュームがあります。このネタでブログを書けば上手く行ったら大きなアクセスを集められることが予想できますね。
しかしここで重要なのは、人気のネタはそれだけライバルも多いということです。「嵐」をテーマにしたブログや記事はすでにネット上に溢れているはずです。そこに参入したところで初心者が成功するのはなかなか難しいという一面もあるのです。
そこでやはり欠かせないのは、どのくらいそのテーマに関連するブログや記事があるのか、またそのレベルはどれくらいなのかというライバルチェックを事前にやることです。
自分だったらもっと詳しく書ける、もっと分かりやすく書ける、といった程度の情報しかネット上になければ、そのジャンルで勝負していくことができるでしょう。
また、オリジナリティーを出すためにもネット上で公開されている記事とは全く別の視点で記事が書けるかどうかも重要になってきます。ネットの情報を元に、ブログ記事を書いてネット上で公開しても、同じ記事を生産していることと変わらないので、読む人の数はたかが知れています。
2、100記事も書かずに辞めている
「ブログを始めて1ヶ月で20万円稼げるようになった」といった情報に踊らされている人は、あたかも誰でも簡単に何十万円も稼げるようになると思い込んでしまい、それが達成されないとすぐに辞めてしまいます。
特にブログ記事を100記事も書かずに辞めてしまうのはもったいないです。むしろ最初の頃は300記事ぐらいを目標にしたほうがいいです。
ときには少ない記事数で、たくさんのアクセスを集めることもありますが、始めたばかりの人が狙ってできるものではありません。
誰でも最初はコツを掴むためには時間がかかるので、数ヶ月から数年は続ける覚悟でやらないとなかなかうまくいかないものです。
3、日記を書いている
「今日渋谷でランチしました」、「家で美味しいスイーツを食べました」、「お買い物に行きました」といったプライベートなことだけを書いて、アクセスを集められるのは芸能人くらいです。
もしあなたが無名の一般人だとしたら、最初の頃はあなたの日常に興味を持ってくれる人なんてほとんどいません。もちろん書き方や見せ方によっては、自分のプライベートや生活は確かにブログのネタになりますが、それはあくまでも記事の内容にニーズがある場合だけです。
例えば今話題のお菓子を買ってみて、実際にその味、匂い、食感、感想などを写真を交えて記事にするのと、家で自分が作った料理について記事を書くでは意味が違います。
あくまでも読者ありき、ニーズありきで記事を書くようにすることが大切です。
4、キーワード選定をしていない
「1」のテーマ選びでも説明したように検索ボリュームや関連キーワードを調べる癖をつけましょう。それはテーマ選びのときだけでなく、記事を書くときにも同じです。
特に記事タイトルのつけ方はアクセスを集めるうえでは「命」といってもいいほど重要な要素です。前述の人気のお菓子について記事を書く場合でも次のようなタイトルでは反響も大きく変わってきます。
1、ガリガリ君ナポリタン味を半年間毎日食べ続けた感想
2、昨日もこのアイスを食べました。
上の二つでしたら「1」の記事のほうが間違いなく、多くの人に読まれるでしょう。日記を書いている人は、「私」目線で書いているために、記事のタイトルも「2」のようになりがちです。読者も当然自分のことを知っていて、自分に興味があると思っているような書き方では誰にも読まれません。
「1」の記事にはタイトルに「ガリガリ君」、「ナポリタン味」、「感想」といったキーワードも含んでいます。このようにタイトルにユーザーが検索するであろうキーワードを含めることはアクセスを集める上では必要不可欠です。
5、タイトルに沿った記事の内容を書いていない
すでに言ったように、ブログ記事のタイトルは、ユーザーが検索するキーワードを意識します。タイトルはいわばユーザーが知りたいことの「質問」にあたります。これに対し、記事の内容は必ずその「答え」になっていないといけません。
「ガリガリ君ナポリタン味を半年間毎日食べ続けた感想」という記事にたどりついたユーザーは、「ガリガリ君 ナポリタン味 感想」といったキーワードで検索したユーザーである場合が多く、そうしたユーザーに対して、ガリガリ君の値段や発売日についての記事を読ませても意味がありません。ユーザーが知りたいのは味についてのリアルな感想です。
さらにこの場合の「半年間毎日食べ続けた」というのがオリジナリティーになり、より記事の内容に説得力をもたらすのです。
ここまでくれば、ユーザーの質問に対して、ただ「答え」を提示するだけでなく、それ以上に好奇心をくすぐるような「楽しみ」まで与えることができるようになり、読者の満足度が増すのです。
まとめ
アドセンスはブログをコツコツやればそれなりに稼げるようになります。挫折する人の多くは目標の設定の仕方が悪いような気がします。最初から月に10万円稼ぐといった大きなゴールを掲げずに、最初は月1000円、3000円、5000円ぐらいを段階的に目標にしていったほうがいいかもしれません。
月1万円達成できれば月5万円は見えてきます。月5万円が達成できれば10万円は見えてくるので、できるだけ焦らずにやっていきましょう。
実際に僕が月26万円稼いだ方法とデータの詳細はこちらで紹介しています。