最近のSEOにおいては記事がオリジナルであることや読者に価値を提供することが上位表示の秘訣だといわれていますが、実際今でも多くのサイトが引用を基にしたリライトやまとめ記事で上位を独占している場合があります。一体これはどういうことなのでしょうか。
NAVERまとめの場合
引用を多用している代表的なサイトが「NAVERまとめ」じゃないでしょうか。同サイトではほとんどが引用文を簡単にまとめたコンテンツで成り立っています。例えばこの記事は「新入社員 辞める」で上位表示されている記事です。
中身を見てみると、ほぼほぼ全部ツイートを埋め込んだだけでの記事です。オリジナリティーに関して言えば絶望的にないですが、それでも多くの人が気楽に読めることを好むことから、そこに「価値」があるというグーグルの判断なのでしょうか?
最近ではこのようにブログにツイートを埋め込む記事が多くなっていますね。自分や他人の複数のツイートをまとめて、そこに簡単なコメントをつけて一つの記事にするのが流行っています。
はあちゅう公式ブログの場合
人気女性ブロガーのはあちゅうさんは特にツイートの埋め込みを多用しますね。
例えばこの「アベマTV開局記念「スマホで朝生」が地上波じゃ絶対に流せない内容だった件 #スマホで朝生 #AbemaTV」もこんな感じに有名どころのツイートをまとめています。
ちなみにこの記事は「アベマTV開局」で上位表示されています。他人のツイートも使い方によって「コンテンツ」としてみならされているという証拠ですね。
まだ東京で消耗してるの?の場合
イケダハヤトさんのブログ「まだ東京で消耗してるの?」でも興味深い例があります。
「マツコ・デラックスがすさまじい。反省として名言をまとめました。」という記事なんですが、そのほとんどは本の文章からの引用文で成り立っています。こんな感じに引用箇所を<blockquote></blockquote>で囲んで、最後にその感想を添えています。
最近はこういうコンテンツの作り方も流行っていますね。この記事は「マツコ・デラックス」で上位表示されています。人気芸能人の名前で上位表示されたらこの記事だけでもたくさんのアクセスが集まりそうです。
まとめ
このように現地時点では様々な事例が「引用文がメインの記事でも上位表示はされる」ということを物語っていますね。コンテンツ作りのアイデアとして参考になりそうです。
ただ、引用メインの記事で上位表示それには一つ条件があると僕は思っています。それはそのサイトやブログにどれだけの権威、あるいはドメイン力があるのか、です。
ここはグーグルのみぞ知る領域ですが、おそらく誰が、どのサイトが引用したかが重要となってくるのではないでしょうか。始めたばかりのブログで引用を多用しても上位表示させるのはまず難しいでしょうが、ある程度ブログに力がついてきたら、このようなコンテンツ作りの方法を利用しても効果が期待できそうです。