最近、このブログやメルマガを通じて質問をもらう機会が多くなりました。その大半が「全然稼げないけど、どうしたらいいですか」というものです。実際にブログを見せてもらって診断するんですが、稼げていない人にはある共通点があることに気づいたのでまとめておきます
1、稼いでいる人のアドバイスを聞かない
「稼げないけど、アドバイスしてください」といって相談してくる人に限って実は人のアドバイスをほとんど聞かない人が意外と多いことにびっくりです。
もちろんブログで稼ぐための答えは一つではないので、僕のアドバイスが絶対ではありませんし、自分で取捨選択していけばいいんですが、中には超簡単にできる改善点すら改善しない人がいます。
そういう人たちはおそらく人に質問する前に自分の答えをすでに持っているんだろうと思います。僕は自分のやり方が”正しい”とは思っていないので、常に新しい情報や知識を求めてインプットに努めています。
そして知らないことを学んだらとりあえず試してみる、というのを繰り返してきました。その結果、自分の経験として、上手くいく方法といかない方法が分かってくるのですが、そもそも「試す」ということすらやらない人が多いことに驚きます。
2、新しいことに挑戦せず、上手くいっていない方法をひたすら続けようとする
何ヶ月、あるいは何年かブログを続けていると、知らないうちに自分のスタイルが確立されていきます。それは文体だったり、改行の仕方だったり、文章の構成だったり、タイトルの付け方だったり、キーワードの選び方だったり、ネタの収集方法だったり、ブログ運営の全てに対していえることです。
もし今のやり方で満足な結果が出ている場合は、ひたすら上手く行っている方法を継続するのもいいでしょう。しかしもし上手くいっていないとすればそれはどこかに問題があるということです。
それなのにスタイルを変えようとせず、同じやり方をダラダラ続ける人が多いです。なぜならそのほうが楽だから。常に新しいことに挑戦するのははっきり言ってしんどいです。今から文章の構成を変えるとか面倒ですよね。全く新しいブログを立ち上げるより、今なんとなくやっているブログを続けるほうが簡単ですよね。
でもそういった態度だと、何も変わらないんです。僕は恥ずかしながら、リンクの貼り方や改行の仕方といった基本的なことに気づくのに何年もかかりました。
ただ、気づいてからは速攻でそれまでのやり方を変えました。過去記事なんかも修正したらそれこそすごい作業になりますが少しずつやっていきました。いいと思ったことはすぐに行動に移すことは本当に大事です。
3、一度にたくさんのことをやろうとしすぎている
色んなことに挑戦するのは大事なんですが、何も上手くいってないうちからそれをしてしまうと、結局どれも上手くいかなくなってしまいがちです。
例えばSNSだけでも最近ではフェイスブック、インスタグラム、ツイッター、スナップチャット、VINEなどたくさんありすぎて全て力を入れていたら時間がなくなってしまいます。ブログもやってユーチューブもやってnoteもやってその全てで結果を出すなんてことは副業では難しいです。
あれもこれもという状態にならないためにはフォロワー何人集めるまでツイッターに力を入れるとか、月10万円行くまではアドセンスでひたすら頑張るとか、なにかしらの目標設定をしたほうがいいです。ある程度結果が出て稼げるようになると、自分の方向性について考えるときが来るので、そうした節目で新しいことを始めるといいでしょう。
4、ブログで稼げる、ということを永遠と疑っている
ブログで月10万円どころか、3万円稼げることすら疑わしい。どうせ収益公開している人なんてみんな嘘ついているに決まっている、といった考えの人は稼げるようになるのは難しいかもしれません。
ブログの可能性を信じられないまま、長期に渡って記事を書き続けていくのは精神的に無理だからです。実際、中にはブログ収益やPV数を偽って公表している人もいるでしょう。
ただ、その人が嘘を付いているのと、自分が稼げるようになるかならないかは関係ありません。他人が稼げているから、自分も稼げる、あるいは稼げていないから自分も稼げないという次元の話ではないのです。
それはむしろ信念の問題です。ブログに限らず、疑ってかかっているような心理状態で続けても物事は上手くいかないので、それならむしろ辞めたほうがいいです。
5、淡々と作業ができない
毎日淡々とパソコンに向かう、ことができないとブログで稼ぐのはつらいです。中にはパソコンの電源すら何日も入れない、という人もいるかもしれません。
腕立てふせをしないと、腕立てふせはできるようになりません。ブログも大雑把にいえば「書く」という同じ作業の繰り返しだったりします。いちいち自分を奮い立たせないと毎日記事が書けないような人はそもそもブログを書くことが好きじゃないんです。
銀座の有名すし屋「すきやばし次郎」の大将、小野二郎さんは7歳のときから90歳になった現在までほぼ毎日ずっと包丁を握り続けてきたそうです。毎日のルーティンは決まっていて、朝起きる時間から、電車に乗る時間、さらには電車の座る場所まで同じ、という徹底振りだそうです。そのように淡々とやるべきことを続けていくことで、一つのことが極められるのでしょう。
6、全部無料でやろうとする
無料ブログを運営し、無料のメルマガや無料のブログで情報を集めて記事を書く、本も買わずに図書館で借りる、といったようになんでもかんでも無料でやろうとする人は稼げないです。
無料クーポンを使うためにわざわざ遠くのレストランやスーパーに行ったりする人と同じで、そういう人は「時間」という最も大切なものを無駄にしがちです。
また、無料のものは誰でも手に入れられるものなので、当然ほかの人の手にも渡っていて希少価値がありません。ネットで集めた情報だけで適当に記事を書いても、ほとんど価値が生まれないのはそのせいです。
また、人間の性質上、無料のものに対しては責任を果たさない、ということがあります。函館市の傘無料貸し出しサービスで1500本のうち1100本が返却されなかったのも利用者が「どうせ無料だからいいや」といった心理になったからに違いないです。
7、偽りの記事ばかり書いている
ブログの中で本当に好きでもないものや使ったこともないものをすすめたりしていませんか。興味のない出来事に対して、ただそれっぽい記事を書いていませんか。記事のテーマについてろくに調べもせずに文字数だけやたらと多い記事ばかり書いていませんか。そういう記事は読んでいる人には「フェイク」だということがすぐにバレます。
それだとアクセスアップを狙った記事ではアクセスが集まらず、アフィリエイト狙いの記事なら成約することは難しいでしょう。嫌々やっている仕事の熱は周囲に伝わります。
マニュアル通りのサービスに心がこもっていないようにあなたの記事も読者の何の感情も呼び起こさない文章になっているかもしれません。自分を偽らずに正直に書く、ということは簡単なようで案外難しいことですね。
8、そもそもニーズのないところで頑張っている
たとえ毎日のように努力をしていても、そもそも人に求められていない分野で頑張っていたら、お金は集まってこないでしょう。「すきやばし次郎」の小野二郎さんだって、まったく魚を食べない文化の国で、同じことをしていても今のようには成功はしていなかったはずです。
今、人に何が求められているのか、というのを知るには流行や時代の流れに常に敏感でなければいけません。それにはたくさんのインプットが必要不可欠で、情報収集能力は磨いていくべきです。
簡単にニーズを判断する方法はメルマガで無料でプレゼントしている「ブログ基礎ガイド」でも詳しく説明しているのでぜひ読んでおいてください。
9、目標が大きすぎて、小さな修正や改善を怠っている
まだ1円も稼いでいないときから10万円稼ぐ、100万円稼ぐというのを目標にしていると、小さなことを積み重ねていくという思考がなくなってしまいます。
最終目標は大きく設定するべきです。でもそれにたどり着く前の段階では現実的な小さな目標を定めていきましょう。始めたばかりのブログで一日10PVのアクセスがあるならそれを20PVにするならどうするべきかか、100PVのアクセスならそれを200PVにするにはどうするべきかといったふうに考えると、やるべきことが明確になります。
こういう考えができない人は、ブログの小さな修正や改善を怠りやすいです。稼いでいる人の多くはデータからABテストを繰り返して常に最善策を練っています。
一方で稼げてない人はアクセス統計もろくに見ず、分析もせずにただ記事を書いていくだけという人が多いです。小さな改善が大きな結果につながっていくことを知りましょう。
10、結果が出ないとすぐに諦めてしまう
一番多いのはこれでしょうね。数十記事書いて、上手くいかないからといって3ヶ月ぐらいで諦めてしまう人。何時間も費やしたのに月数百円、数千円にしかならないから割に合わないと思って辞める人。とにかく早く結果を求める人はブログには向いていません。
稼げるタイプの人は、ブログで月に数千円稼げるようになっただけでもその可能性を理解します。「今の状態で数千円ってことはこれを十倍にしたら数万円になるじゃん」ってことが単純に分かるのです。
対して稼げないタイプの人は、「これだけ数千円にしかならないんだったら意味ないじゃん」といった見方しかできません。シンプルにいえばポジティブかネガティブかの違いなんですが、その違いは大きいです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。自分にあてはまっていないかどうかぜひ今一度考えてみてください。僕も自分に対する戒めとして、また初心に戻るつもりでも、これからも以上のことを振り返ってみたいと思います。