世界中で大ブームとなっている任天堂の携帯アプリ「ポケモンGO」。位置情報を基に現実の世界を歩きながらスマホ画面の中に現れるポケモン(モンスター)を探していく新感覚のゲームはすでに社会現象となっています。そんな「ポケモンGO」でどうやってお金を稼ぐことができるのでしょうか。まとめてみました。
ポケモンGOはすでにアメリカでは「ユーザーが1日に最も時間を費やすアプリランキング」でフェイスブックを抑えて1位になっています。その時間はなんと1日平均33分25秒。フェイスブックに10分以上の差をつけています。
Mobile users are spending more time in #PokemonGO than Facebook. More here: https://t.co/tmbR83me3K pic.twitter.com/TbjyejFv0R
— Sensor Tower (@SensorTower) 2016年7月13日
さてそんな大人気ゲームで一体どうやってお金を稼ぐことができるのでしょうか。
1、ユーチューブで稼ぐ
「ポケモンGO」は位置情報を基に世界中で遊べるアプリです。レアなポケモンを探し回る様子を動画に収めて、貴重な情報を提供できれば誰でも人気ユーチューバーになるチャンスは十分にあります。
特に世界中を回ってプレイしている人はまだいないので、これまでトラベル系のユーチューブチャンネルを実践してきた人は「ポケモンGO」の専門チャンネルを横展開していくことができそうです。
すでにユーチューブにはたくさんの動画が上がっていますね。この動画なんてわずか数日で1000万ビューを記録しています。
2、ポケモンGOブログで稼ぐ
ポケモンGOブログを立ち上げてゲームの攻略ガイド、体験レビュー、裏技情報などを誰よりも早く詳細に配信していけば火がつくこと間違いなしです。
すでに世界各国でポケモンGO関連のブログが生まれていますが、日本ではまだポケモンGO自体が解禁されてまもないのでいち早くやればまだまだチャンスはありそうです。
今後は多くのポケモンGOのまとめサイトが増えていくことでしょう。賢い人たちはポケモンGOに早くから目をつけていて1年以上前からブログを始めている人もいますね。もちろんスピード重視の一面はあっても、後進組に勝ち目がないかといえばそんなことはないはずです。差別化さえ図れれば、チャンスは無数にありそうです。
3、ポケモンGOドライバーで稼ぐ
猛暑の中プレイヤーたちは歩いたり、自転車に乗ったりしてポケモンを探している人も多いです。そんな人たちのためにポケモンがいるスポットまで連れていってくれるシャトルバスのようなサービスがあれば、利用する人もいるはずです。特に車じゃないといけないような場所にポケモンがいる場合はかなり有効になりそうです。
ポケモンを探すためにわざわざ都市部から郊外に行ったり、熱狂的なプレイヤーになると田舎にまで遠出するほどの事態になっているので地方によっては町をあげてポケモンGOツアーなんかを企画しても良さそうですね。
なお、ニューヨークではポケモンバスの運行が始まっています。このバスの場合、一つのポケストップに連れて行くごとに一人当たり99セントの料金でやっているそうです。それも24時間運営というのだから驚きです。
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4、ポケモンGO卵孵化代行サービスで稼ぐ
ポケモンGOで見つけたポケモンの卵は孵化させるために実際に一定の距離を移動する必要があります。ポケモンのレア度によって距離が2km、5km、10kmと変わってくるのですが、これを移動するのはかなり大変です。というのも時速10km以下で移動しないといけないというルールがあるため、車、バイク、電車といった乗り物が使えないからです。
そこで活躍するのがポケモンGO卵孵化代行サービス。陸上部の学生が練習がてらにバイトとしてやるのもいいですよね。あるいはダイエットを本気でしたい人は痩せながらお金がもらえる一石二鳥の仕事になりそうです。
ちなみにアメリカでは実際に1時間20ドル前後でこのサービスが始まっています。バイトとしてはかなり割のいい額なんじゃないでしょうか。
5、自分のリアル店舗に客を呼び込んで稼ぐ
ポケモンGOではルアー(エサ)をばら撒くことによってポケモンを近くに誘き寄せることができます。この方法を使えばレストラン、カフェなどの店舗にいとも簡単にプレイヤーたちを集客することができます。
猛暑の中で冷房の効いたカフェにポケモンがいたら、プレイヤーたちは迷わず冷たい飲み物を注文して、一休みしていくはずです。
ルアー(エサ)を有効的に使うには有料のものを購入する必要があるのでプレイヤーたちが外出する時間帯、曜日などを見極めて、ルアー(エサ)をばら撒けばかなりのビジネスチャンスにつながりそうです。
ちなみにレストランやカフェのハッシュタグをつけてポケモンGOをプレーしている画像をSNSでシェアしてくれたらコーヒー一杯無料にする、といったサービスを始めている店舗もあるようです。
At a Thai restaurant, then this guy came along. You just can’t avoid Pokemon wherever you go! #PokemonGO #selfie pic.twitter.com/AaE2Fmn0Xd
— Mina Oh (@MissMinaOh) 17 de julho de 2016
6、チーム割引で稼ぐ
ポケモンGOではプレイヤーのレベルがレベル5に達するとほかのプレイヤーたちと一緒にチームプレイを楽しむことができますが、それを利用して特定のチームに対して割引サービスをするのもいいかもしれません。
参加できるチームはTeam Mystic、Team Valor、Team Instinctの3つあります。それぞれにチームカラーがあり、順番にブルー、レッド、イエローとなっています。
例えばTeam Mysticのメンバーには特別に「全メニュー100円引き」といったことをすると、メンバー同士が集まる交流の場として利用してもらえる可能性があります。
GO TEAM MYSTIC! pic.twitter.com/FUhS8z0RWi
— TeamMystic PokemonGO (@GoTeamMystic) 12 de julho de 2016
7、ポケモンジムで稼ぐ
プレイヤーたちがそれぞれのチームに分かれてポケモン同士を対決させる場として使われるのが「ポケモンジム」。ポケストップと違って、ポケモンジムの数は限られているため、田舎の場合、その街で一つしかポケモンジムがないこともあります。マップ上に自動的に表示される場所なので選ぶことはできませんが、もし自分の自宅や店舗付近にこのポケモンジムが現れたら、最大のビジネスチャンスです。
なぜならポケモンジムではプレーヤーたちが集うのはもちろん、そこでバトルをするために最低でも1時間は時間を過ごすからです。そこで飲み物や食べ物を販売するだけでも間違いなく売れるでしょう。あるいは自分の店の店員たちとチームを結成し、ポケモンジムのジムリーダーを目指するのもいいでしょう。
ちなみにジムリーダーになるのはポケモンジムにいる別のチームの防衛ポケモンを倒し、ポケモンジムを奪わないといけません。このルールこそが人をその場所に集めるために効果を発揮するのです。
This gym belongs to me! #PokemonGO pic.twitter.com/UNrh58kFhh
— Lui Calibre (@LuiCalibre) 12 de julho de 2016
なお、ポケモンジムのルールを利用して、相手の防衛ポケモンを代行でやっつけてくれるサービスまで登場しています。24ドル99セントを払えば、レベル20のカウントで代わりに戦ってくれるそうです。
8、充電サービスで稼ぐ
ポケモンGOの一番のネックはプレーしていると携帯の充電がすぐになくなることです。つまりプレイヤーたちはその都度、携帯の電源を充電できるような場所を探して歩くはずです。
そこに目をつけて「携帯の充電承ります」的なサービスを提供すればサービスの付加価値になりそうです。有料でやるのもいいし、無料で電源を提供するのもいいでしょう。
ちなみにアメリカではポケモンGO効果でポータル充電器が店で売り切れになっているそうです。すごいですね。
2a Best Buy que entro que os carregadores portáteis estão esgotados. Malditos jogadores de #PokemonGO! pic.twitter.com/a24Vr3bIss
— TOAD (@toadgeek) 17 de julho de 2016
9、レアなポケモン情報を利用して稼ぐ
ポケモンGOでは特定の場所でしか見つけることができないポケモンが存在します。プレイヤーたちはできるだけレアなポケモンを見つけることに必死になるので、もしレアなポケモンを自分の近所で見つけたらそれを宣伝に利用するべきです。
「最近ここで~を見つけました」
このような宣伝をするだけでも客寄せになりそうです。もし誰もが愛してやまないピカチューなんかを見つけたら、そのときはその情報をどんどん配信していくべきです。
ちなみにレアなポケモンがニューヨークのセントラルパークに出現したときの様子はこんな感じです。
Attentat? Coup d’État ? Non juste un Pokémon rare qui fait son apparition pic.twitter.com/QWmAbM1LIe
— FeuKz (@feukz) 16 de julho de 2016
10、アカウントを売って稼ぐ
すでにアメリカなどでは自分のポケモンGOのアカウントを販売している人が出現しています。レベルを上げ、アイテムやポケモンをコレクションしたアカウントを買い取りたいといった熱狂的なファンも少なくないです。
米大手オークションサイトのe-bay、ゲームアカウントの販売サイトPlayerUp、ポケモンGO専用のマーケットプレイスPoketreeなどで取引が行われており、レベル21のアカウントには600ドル以上の値が付けられています。ピカチュウやリザードンといったレアなポケモンを持ったアカウントならさらに値が上がります。
アメリカではアカウントを売ること自体は違法ではないそうですが、場合によってはゲームの利用規約にひっかかる可能性もあるとのことなので注意が必要です。
>>PlayerUpの一覧を見る
11、攻略本、ノウハウガイドを売って稼ぐ
アマゾンではすでに個人のゲーマーが書いた攻略本やノウハウが電子書籍で出回っています。1冊数ドルといった低価格で売られていますが、話題のゲームだけにヒットしたら大きな収益になりそうです。すでに日本語でいくつかガイドブックが売られていますね。
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まとめ
ほかにも様々な便乗ビジネスが登場しそうな気配がしますが、ゲームやスマホといったサービスと無関係なビジネスでもポケモンGOを利用できるのがポイントですね。
アイデア次第ではポケモンGOで大儲けする個人や企業はたくさん出てくるでしょう。まさに世界中に経済効果をもたらすゲームとなりそうです。