アフィリエイターっていい人、悪い人? 恥ずかしい職業? 格好いい職業?などと考えたり、議論している肩書き大好き日本人に向けて書きます。アフィリエイターって何なんだろうを今一度考えてみましょう。
アフィリエイターとは?
アフィリエイターとは、アフィリエイト広告で収入を得る人たちのことです。簡単にいえば自社(独自)のサービスや商品ではなく、第三者のサービスや商品を紹介したことでコミッション(手数料)を得る人たちのことを指します。
そんなことはみんな知っているよって話ですよね。しかしただそれだけのことなのに、なぜかネットの世界ではアフィリエイターという生き方やアフィリエイターのお金の稼ぎ方、あるいは言葉そのものの定義が議論になったりします。
アフィリエイトでお金を稼いでいる人はもちろん理解を示していますが、その一方でアフィリエイターになにかズルいことをして儲けているみたいな悪いイメージを持っている人も少なくないです。
それぐらい一部の人たちからは目の仇にされていて、僕もブログからアフィリイト・リンクを貼っていたら、「このアフィカスが」と罵られたこともあります。
でも果たして本当にアフィリエイターは悪なんでしょうか。
アフィリエイターが嫌われる理由
アフィリエイターが嫌われたり、差別される理由の一つは、俺ってこんだけ稼いでるぜアピールをするアフィリエイターが多いから嫉妬の対象になりやすいのがまず一つでしょう。ちなみに僕も収益公開しています。
なぜか芸能人が年収を語っても、プロスポーツ選手の年収が公表されてもさほど問題にはなりませんが、アフィリエイターが発表すると、必ずアンチがつきまといます。
おそらく世間的に、芸能人やスポーツ選手が大金を手にするのは分かってもアフィリエイターが稼ぐのは許せない、お前らごときがそんなに稼ぐんじゃねーよという意識がどこかにあるのじゃないでしょうか。
その根底にあるのが「楽して稼いでいる」イメージだと思います。情報商材とかがあまりにも「クリックするだけで月収~万円」みたいなキャッチコピーを使い倒したせいもありますね。実際、やってみれば分かるけど、アフィリエイトは上手く行けば大きく稼げるけど、全然楽じゃないです。
もう一つの理由は単純に広告や宣伝を毛嫌いする消費者心理が、それらを駆使してお金を稼ぐアフィリエイターに対するイメージに直結してるんじゃないでしょうか。
テレビが無料で視聴できるのも、グーグル検索が無料で使えるのも、有益なブログが無料で読めるのも、どこかで広告費が出ているからなのに、それを理解していない人が多すぎるんですよね。
アフィリエイターなんていう言葉はそもそも存在しない
アフィリエイターの定義を考える前に知っておきたいのは、そもそも日本語の「アフィリエイター」は造語だということです。
嘘だと思うなら、英語で「affiliater」ってググッてみてください。完全にそのキーワードで完全にマッチする記事はないに等しく、上位表示するのは「affiliate」という単語ばかりだから。
日本人は英語の名詞の語尾に「er」をつければ職業や肩書きを表す単語になると思い込んでいる人が多いですが、「ポエマー」も「アフィリエイター」も英語には存在しません。
「affiliater」って無理やり言うこともできなくはないですが、正しくは「affiliate marketer アフィリエイト・マーケター」です。
もしかしたら「アフィリエイター」というネーミングが悪かったのかもしれませんね。最初から「アフィリエイト・マーケター」にしていたら、議論も沸かなかったんじゃないのかなぁ。え? そんなの関係ない?
つまりアフィリエイターとはマーケターの一種だということ
マーケティングに携わる人のことをマーケターと呼ぶように英単語が全てを語っています。アフィエイトに携わる人もマーケターに違いないのです。
だって市場を調査して、ターゲットやニーズを理解し、最適なアプローチをして、売り上げにつなげるんだから、それって紛れもなくマーケティングですよね。顧客がASPか、そうじゃない企業か、個人かの違いでしかないわけで。
実際に優れたアフィリエイターを企業や店のマーケティング担当にしたら、普通に売り上げ上がりますよ。アフィリエイトに携わっている身としてはもっとアフィリエイターの地位も上がってくれたらなぁ、と漠然と願います。
ちなみに僕は自分のことをアフィリエイターともブロガーとも自称したことはないです。それはそれでまた別の論争に発展しそうで、もうなにがなんだか分かりません。それにしても日本人って好きですよねえ、肩書き。