最近、仮想通貨の業界が騒がしく、ツイッターで動向を追っていたら、よく分からない専門用語を頻繁に目にするようになりました。そこでどんな意味が調べてみたので分からない人のためにここにまとめておきます。
1、FOMO
「Fear of missing out」の略語。逃してしまうかもしれないことへの恐れ、を意味する言葉で、いわゆる機会損失をこうむりたくない、得するチャンスを逃したくない、といって衝動的に行動してしまうトレーダーの心理を表します。
2、ATH
「All time high」の略語。上場来高値を意味します。自分が保有しているトークンに過去最高の値が付いたときに大喜びしてみんが使う言葉です。
あるいは、人によっては「来週にはATHだ!」みたいに煽ったりする人も少なくないです。僕はこの手の煽りに結構やられました。
3、BEAR
「熊」を意味する「BEAR」ですが、トレードの世界においては「弱気相場」や「下落相場」を指します。また、下落相場で儲けようとするとレーダーや投資家のことも「BEAR」といいます。
ちなみにその逆を意味するのが「BULL(雄牛)」です。
4、BULLISH
上げ相場を意味する「BULL」の形容詞にあたる言葉で、「上昇傾向にある」、「強気である」といった意味になります。
SNSでは買いを煽るためにかなり使われる単語です。僕はこの言葉に簡単に反応してしまいました。
5、WHALE
「くじら」を意味するギャンブル用語で、たくさん儲けている人のことを指します。儲けすぎてくじらのように太っているイメージでしょうか。また、多額の資金を投入して相場を動かす人たちのことも指します。
前述のBULLISHとWHALEを足して「bullish whale」などと一緒に使われたりもします。意味は勝ちまくっているイケイケのトレーダーといったところです。ちなみにその逆を意味するのが「bear whale」です。
6、HODL
ホールドする、という意味。もともとHOLDと書こうとしたのをある人が掲示板でミススペルしたことから広がった言葉で、なんとしても売らずにホールドする、という行為を意味します。
元ネタはこちら
>> I AM HODLING
掲示版に書かれていることとは無関係ですが、「必死でつかまる」を意味する「hold on for dear life」と頭文字が同じであることから、そう解釈されることもあるようです。
7、BAGHODLER
特定の通貨にこだわって長くHODLしてしまったばかりに損失をこうむる人を指します。日本にもリップルと心中してやる、ネムは絶対に手放さない、みたいな人が多いですよね。彼らのことはBAGHODLERと呼んでもいいかもしれません。
8、REKT
「破壊した」、「 船が難破した」を意味する「wrecked」のミススペルで、SNSでよく使われます。暴落などで多くの資産を失った状態、またはトレーダーのことを指します。
9、MOON
「月」を意味する言葉で価格の「急上昇」や「暴騰」を指します。ツイッターで自分の保有しているトークンが上がると、ロケット発射のGIFイメージなどが良く使われるのはそのせいです。
10、FUD
「Fear, uncertainty, and doubt」の略語。恐怖、不安、疑念を意味する言葉で、それらを煽ることで消費者心理をくすぐるマーケティング戦略です。インフルエンサーや権力者が暴落を招いて裏で空売りで儲けようとするのもFUDといえるでしょう。
11、IYRK
英語ではないんですが、こちらもちょくちょくツイッターで見かけるのでピックアップ。IYRKとはツイッター界では大変有名な「100億円PLAYER」さんの名セリフ「I(いくで)Y(やるで)R(リップル)K(買い増しや)」の略語。
100億円PLAYERさんはリップル(XRP)を推すことで知られていて、リップラーには特に人気の高い投資家です。