仮想通貨界隈で大人気の取引所binance(バイナンス)。最近ツイッターやブログで度々見かけるこの取引所は本当に噂通りの取引所なのか。実際に使ってみた感想をメリットとデメリットと共に紹介します。
取引所binance(バイナンス)のデメリット
まずはデメリットからお伝えします。
USDT建てで買える通貨が少なく、フィアット(法定通貨)では買えない
バイナンスでは扱っている通貨はとても多いにも関わらず、そのほとんどがビットコイン建てかイーサリアム建て、もしくはバイナンス専用のBNBコイン建てでしか購入できないようになっています。
USDT建てで購入できるのは現在のところビットコイン、イーサリアム、ビットコインキャッシュ、ライトコイン、ネオ、BNBコインだけです。
これの何が問題かというと、例えばビットコインやアルトコインが暴落したときに損失を抑えるために法定通貨やUSDTに変えておく、という逃げの手段が少なくなることです。
暴落してもホールドし続ければいいという考えなら問題ないです。しかし暴落前や暴落直後に売って、さらに安くなったときに買い増ししたいという人にはUSDT建てで選択肢が少ないのは困りますね。
例えばバイナンスではリップルが暴落しだしたからUSDTに変えて様子を見ようというときでも、一旦ビットコインに変えてからUSDTを買う必要があります。この場合、手間も時間も手数料も余分に取られてしまのが残念です。
また、日本の取引所のように法定通貨では売買ができないので、最悪USDTに問題が生じたり、暴落したらなす術がありません。
全体の取引量は多いけど、個々の板は薄いものもある
最近よく聞かれるようになったのはバイナンスの取引量は世界一位だということ。しかしこれはあくまでも全体の取引量にすぎません。
どういうことかというと、バイナンスではとにかく多くの通貨通貨を取り扱っているから、自ずと全体の取引量が増える傾向にあるだけで、例えばビットコイン・USDTの取引量ではbitfinex(ビットフィネックス)には及びませんし、ビットコイン・リスクの取引量ではbittrex(ビットレックス)には敵いません。
つまり全部が全部が買い板と売り板が充実しているかというとそうではなく、まだまだものによっては大分買いと売りにスプレッド(価格差)があるなあと感じています。
もちろんまだ開設して数ヶ月しか経っていないので、今後どんどん利用者が増えていけば解決される問題ではありますが。
取引所binance(バイナンス)のメリット
続いてメリットに行きます。
手数料がめちゃくちゃ安い
トレードする人にとってはこれはかなり重要です。僕が短期トレードで散々損したのは自分が下手だったというのもあるけど、高い手数料を払っていたせいもあると思います。
自分が買った価格より、高い価格で売ったのに手数料のせいでマイナスになるときが何回あったのか数え切れませんからね。
それまでビットレックスでトレードしていたので手数料は0.25%取られていました。これがバイナンスだと0.1%です。さらにバイナンス専用のBNBコインを使って手数料を払うと0.05%にまで下げられます。比較にならないですよね。
0.05%の設定をするにはメニューのユーザーセンターをクリック。
「BNBによって取引の手数料を支払います」をONにすればいいだけです。おそらくデフォルトでONになっていると思われますが、念のため確認しておきましょう。
ログインがより安全になってる
取引所の安全性は資金管理においては一番気になるところです。バイナンスはログインの際にグーグルの二段階認証があるのはもちろん、ログインの際にパズルを手動ではめないと入れないシステムが組み込まれています。
ボタンを矢印の方向にスライドさせることで、バズルのピースをはめこみます。これによってボットなどの自動で不正ログインをすることを防ぐ効果があり、より安全性が高まるのがいいですね。
といっても取引所にはハッキングの恐れは常にあるので、仮想通貨はハードウォレットに保管するのが一番おすすめです。
通貨の種類が豊富
実態の分からない草コインも多々ありますが、ここで大体のコインは買えるはずです。主要コインはもちろんざっと見ても知らないコインがこれだけたくさんあります。
- NULS
- ICX
- HSR
- TRX
- ELF
- SALT
- MCO
- ADX
- SUB
- FUN
- GAS
- SNGLS
- NEBL
まだまだあってとても全部は紹介できないです。ただ、一つの取引所にたくさんのコインがあることで、わざわざ何かを買うために他の取引所に送金したりしなくて済むのはありがたいです。
ハードフォークにいち早く対応
2017年はビットコインが様々なコインに分裂し、取引所はその対応に追われました。日本の取引所はいまだにアナウンスだけして付与していませんが、バイナンスはビットコインゴールドやビットコインダイアモンドをいち早くビットコインの保有者に付与したことで知られています。
実際これがバイナンスの利用者が急増した理由の一つで、今後も分裂コインがあったらすぐに対応してもらそうな予感大です。
チャートが見やすく、操作性が抜群
バイナンスはユーザビリティにおいても優れてます。注文が入れやすいし、チャートも見やすいです。注文の入れ方がややこしい取引所だと、結構誤発注をしてしまうんですよね。
特に便利だなあと思ったのは、直近の最高値と最安値をチャート上で矢印で表示してくれるところです。かなり親切な機能で助かっています。
今すぐ取引が開始できる
日本の取引所と違って、バイナンスは登録すれば本人確認をせずに今すぐにでも取引がスタートできます。日本だとメールアドレスのほかに携帯番号と住所の確認が必要なのに対し、バイナンスはメールアドレスだけで大丈夫です。
本人確認をすることのメリットは引き出し限度額を2BTCから100BTCに上げられることで、もしその必要がなければそのまま個人情報を明かさずに使い続けることもできます。
ちなみに本人確認の際に必要なのはパスポート、あるいは免許証の画像と、IDを手に持ったまま映した自分の顔写真です。
バイナンスの感想まとめ
嘘のような話ですが、バイナンスを使うようになってから仮想通貨の資産が調子良く伸びています。一時は色々とヘマして大分含み益を減らしましたが、今はかなり盛り返しました。
やはり手数料の安さは大きいですね。手数料の高いところで売買してたら無駄に儲けが減るので特に日本の取引所は最初にビットコインを買うだけにして、早いところバイナンスを利用することをおすすめします。
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