2018年に入っていきなりものすごい暴落で揺れた仮想通貨業界。これによって大損した人も少なくないかと思います。暴落時だけに限ったことではないけれど、僕も散々損をしてきたので、自分の経験を基に大損する人のパターンをまとめてみました。あなたはどれだけ当てはまりますか。
参考記事>仮想通貨のトレードで初心者が大損しないためのルール7つ
1、FXに手を出す人
短期トレードはもちろん、FXにまで手を出してしまうと、損する確立はぐっと上がります。高いレバレッジをかけて強制ロスカットを食らえばそれこそ全財産を一瞬のうちに失います。
実は僕はbitmex(ビットメックス)のレバレッジ100倍に挑戦した経験があります。最初は現物トレードだけだったのが、やめておけばいいものを誘惑に負けて、FXの世界に足を踏み入れてしまったのです。
その大きな理由はやっぱりツイッター界隈で見る、「仮想通貨FXで原資10万円を1000万円にしました!」みたいなコメントです。
そういうのを見ていると馬鹿だから「自分もできるんじゃないか」って思ってしまうんですよね。FXのタチが悪いのは素人がやっても簡単に何度か勝ててしまうところです。
そしてそこから勘違いが始まり、掛け金が増え、レバレッジを高く設定し、強制ロスカットというお決まりの転落コースに突き進むことになるのです。
FXをやるとアドレナリンが出まくります。レバレッジをかけると、取引額も膨大になるので、それこそ何百万円といったお金を動くので、手に汗握る緊張感と興奮に病み付きになっていきます。
そうなると損失が出ても、取り返してやるという気持ちになり、止められなくなるのです。結果、僕は合計で4度の強制ロスカットを受けました。ロスカットされるとこんなメールが届きます。「あなたのポジションは清算されました」という内容のメールです。
振り返ると、このときもレバレッジ25倍でやってました。アホですね。結局、僕はFXでは30万円ぐらい損をしました。
それでもやってみたいという人は止めませんが、くれぐれも気をつけてください。
2、暴落中に売る、またはトレードする人
暴落が来ると、人はうろたえパニックになり、手持ちの仮想通貨を手放したくなります。売りが売りを呼ぶのが暴落なので、自分もその集団心理に巻き込まれてしまうのです。
暴落初期や暴落前に売れれば、相場が底を突いたときに買い戻すことで、枚数を増やすことができますが、なかなか簡単にできるものじゃありません。
買い戻したところからさらに下げることも普通にあるし、急激な反発を受けて、むしろ安く買い戻すつもりが割高になってしまって、枚数を減らしてしまうリスクだってあるからです。
もう一つよくやりがちなのは暴落中に下落率の比較的低い通貨に乗り換えたり、やや上昇している通貨に乗り換えるといった逃げ方です。
ビットコインが暴落時に無傷で上がっていく通貨もないことはないですが、市場全体が下がっているときには他の通貨に乗り換えると、乗り換えた途端にその通貨まで下落をはじめ、損失が膨れ上がる可能性が高いです。
さらにトレードの手数料がかかるだけでなく、日本だとその時点で利確したこととみなされ税金までかかります。僕は2017年9月の暴落時にこれを繰り返して、数百万円損しています。
3、草コインに手を出す人
実態の良く分からない、開発も特に行われているかどうかも怪しい草コインに手を出す人も注意が必要です。草コインは数百倍、数千倍といった高騰が狙える一方で、失敗したら無価値になる恐れのあるハイリスク、ハイリターンのギャンブルです。
最近では海外取引所で、草コインを買って儲けるといったことをやっている人が多くなってきたみたいですが、特に怪しく、将来が不安なコインはニュージランドの取引所Cryptopiaに溢れています。
そこは魔界といってもいいかもしれません。開発中止なんて当たり前で、ある日、突然ビットコイン建てで買えなくなったりします。
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一攫千金を狙うのもいいけど、草コインに多額の投資をしていれば、それなりのリスクが伴うのはいうまでもないでしょう。大損したくなければ、草コインはできるだけ避けましょう。
4、噂で買って事実で売れない人
仮想通貨の情報を追っていくと、様々な噂を耳にするようになります。そのせいでガセネタを掴まされることもしばしばだし、「重大な発表」に過剰な期待を抱きすぎて、痛い目に遭うことも少なくないです。
例えば2017年11月にはLISK(リスク)のミーとアップがベルリンで開催されました。その際、噂ではグーグルとの提携が発表されるだの、アップデートされるだの、ミートアップ中の「重大発表」に大きな期待が集まりました。
しかし期待していたような発表は何もなく、どちらかというと何の最新情報もない退屈なイベントに終わったことで、LISK(リスク)の価格は暴落。これによって一時40%ぐらいまで価値が落ちました。
ちなみに僕は赤丸のところで買っています。噂で買い遅れ、事実で売れないっていうパターンです。
本来なら期待が高まりだしたときに仕込んでおいて、ミートアップが始まる前に売り抜けるのが理想でした。振り返ると、ミートアップやカンファレンスといったイベントで、価格が急騰するような重大発表がされたことってほとんどないですよね?
今の時代、重大なニュースがあったら即ツイッターで公式が報じるので、わざわざイベントの日まで発表を遅らせるなんてことはしないです。「重大発表」に期待すると痛い目に遭うので気をつけてください。
5、手数料の高い取引所でトレードする人
細かいトレードはせずに基本的には買ったらずっと持ち続けるという人は問題ないですが、ちょくちょくトレードをする人は取引所は厳選したほうがいいです。
特にアルトコインのトレードをするなら、国内取引所より、取引高が多く、手数料の安い取引所を利用するようにしましょう。
何度もトレードをしていると、トレードには勝ってもいつか必ず手数料負けします。気づいたときにはやればやるほど損をしていたなんてことにならないようにしましょう。
まとめ
以上は僕が実際に犯してきた失敗の数々です。逆にいうと、以上のような失敗を繰り返さなければ大損する可能性は大分減ります。特にFXにさえ手を出さなければ原資がマイナスになることはありません。
そういう意味では仮想通貨投資はルールさえ守れば、それほどリスキーじゃないと僕は思っています。今後市場はどんどん拡大することが期待されているので、大きなリターンが狙えるし、実際僕もこれだけ損を繰り返しておきながら、いまだにかなりの額の含み益が出ています。
なお、仮想通貨をやるなら取引所に保管せず、必ずハードウェアウォレットに移しましょう。