ドメインを更新する際にものすごい高い値段を請求されたことはありませんか。僕はあります。そこで実体験をもとに高いドメイン更新料を安くする方法を紹介します。
1、ドメイン更新料を安く抑えるにはドメインの拡張子(トップレベルドメイン)に気を付けよう
レジストラにもよりますが、ドメインの拡張子(トップレベルドメイン)が「.com」ではなく、マイナーなものに限って更新料が高い傾向にあります。
ちなみに僕の場合、.onlineというドメインを使っていました。すると50ドル(約5500円)のドメイン更新料の請求が来たのです(ドル計算なのは海外のレジストラを使っているからです)。ドメイン更新料でこの値段ってありえないですよね。
マイナーなドメインは初年だけ安くしておいて、二年目以降からバカ高い更新料を取ってきます。.xyzなどはその典型なので気を付けましょう。
ドメインを取得する際に更新料が分かりやすく表示されていればまだ良心的ですが、僕の使っているレジストラは表示すらされていなかったか、されていたとしても小さく目につかないようになっていて、気が付きませんでした。
よく調べないで買った僕がバカなんですが、ドメインは一度購入してサイト運営を始めてしまうと、簡単に変更できるものじゃないので、購入の際にはメジャーなドメインを選んだほうがいいです。なんだかんだいって.comが一番妥当かなという気がします。
新しくドメインを取得するならお名前ドットコムやムームードメインといったレジストラを使えば問題ないでしょう。
もっと安く済ませたい人は、サーバーをレンタルすることでドメインが無料になるキャンペーンを利用することです。
例えばエックスサーバーなら新規サーバー契約すると、ずっとドメインが無料で使えます。期間限定なのでお早目にどうぞ。
2、ドメイン更新料が高くてもドメインの変更はおすすめできない
ドメインを更新する度に5000円以上も取られるなら、いっそのことドメインごと変更してしまえばいいや、と僕も一瞬考えました。
ドメイン変更とは、例えばdomain.onlineというのをdomain.comに変えるということです。拡張子が変わっただけで、両者は全く別のドメインになります。
最大のリスクは、ドメインを変更することによってそれまで蓄えてきたドメイン力をまるまる失ってしまうことです。
リダイレクトすればいいじゃん、という意見もありますが、アクセスが戻ってくるまでにはかなりの時間を要します。
まだ始めたばかりでアクセスがほとんどないブログとかならそれでもいいでしょう。でも長年運営しているブログでドメインを変えるのはリスクでしかないのでおすすめはしません。
3、ドメイン更新料が高かったらドメイン変更ではなくドメイン移管をしよう
そこで一番いいのがドメイン移管ですね。ドメイン移管とはレジストラごと変更してしまう作業です。
例えば現在、domain.onlineというドメインをお名前ドットコムで運営しているとします。そして突然高額なドメイン更新料の請求が来たとしましょう。
そこで更新料を安く済ませるために、ドメインの管理をお名前ドットコムからムームードメインに移す、ということが可能なのです。
これをドメイン移管、またはレジストラ・トランスファーと言います。ドメイン移管の手順は次の通りです。
- 現レジストラにてトランスファーの申請を行う(AuthCodeの取得など)。
- 新レジストラにAuthCodeを入力し、申請を行う。
- トランスファー代を新レジストラに支払う。
- 現レジストラにてトランスファーが承認される
- 新レジストラにてトランスファーが完了する
一見、面倒臭そうに見えますが、簡単です。ただし、レジストラによってトランスファー代とドメイン更新料を別に取るところとトランスファー代にドメイン更新料が含まれるところがあるので注意しましょう。
ちなみにムームドメインなら移管料金にドメイン更新料が含まれるので、移管すると同時に対象のドメインが自動で更新されるのでおすすめです。
4、ドメイン移管の注意点
ドメイン移管の際に注意しなければならない点は次の通りです。
- ドメインが失効してしまったら移管できない
- ドメイン移管には数日かかる場合がある
- ドメインがロックされていたら解除しないといけない
まず、現在所有しているドメインが失効してしまったら、所有権を失うので元も子もないです。ドメイン移管は当然ドメインの期限内に行う必要があります。
また、移管のプロセスには5日から7日ぐらいかかる場合もあるので、余裕をもって1か月前ぐらいから始めるのがよさそうです。レジストラによっては最低でもドメインの有効期限が15日以上ないと移管を受け付けないところもあります。
ちなみに僕はギリギリにやってかなり焦りました。でも移管作業は実質1日で終わりました。場合によっては時間がかかるので移管の際には余裕をもって実行しましょう。