アドセンスの利用規約によると、アドセンスの「支払総額を正確に開示すること」はOKらしいですが、これは逆に不正確に開示することはNGだというふうにも取れませんか? 今まで知らなかったんですが、アドセンス報酬ってブログでは公開したらやばいことになるかもしれないのです。
お客様は、自らによる本サービスの利用によりもたらされた Google による支払総額を正確に開示することができます。
アドセンス利用規約第9条より
アドセンス収入をブログに公開するときにやりがちなミス
パフォーマンスレポートの公開
僕が今までやっていたアドセンス報酬の公開の仕方は、パフォーマンスレポートからある月の見積もり収益額をキャプチャーして見せていました。こんなふうにして。
しかしこれではアウトの可能性があります。なぜなら見積もり収益額は「正確な支払総額」じゃないからです。正確な支払総額はこの見積もり収益額から「無効なトラフィック 」を引いたり、ユーチューブアドセンスの報酬を加えたりして集計されるため、見積もりは合計ではないのです。
つまり正確かといえば不正確な情報なわけで、これを公開しているとアドセンスアカウント停止になる可能性もなきにしもあらずです。あなたのブログは大丈夫ですか?
統計の公開
人によってはPV、クリック数、CPC、CTRのいずれかを公表しちゃっている人もいますが、これも危険です。なぜなら同じく第 9 条の「機密の保持」の項目で次のように書かれているからです。
秘密保持
お客様は、当社の事前の書面による承諾なく Google 機密情報を開示しないことに合意するものとします。「Google 機密情報」には、(a)本サービスに関連する一切の Google のソフトウェア、技術および文書、(b)本サービスとの関係において広告媒体の実績に関連したクリックスルー率その他の統計、(c)本サービスにおけるベータ版機能の存在およびそれに関する情報、ならびに(d)Google により提供されるその他の情報であって、機密であると指定されるか、それが提示される状況において通常機密とみなされるものが含まれます。
「その他の統計」がどこまで当てはまるのか分かりませんが、「実績に関連したクリックスルー率」はCTRを指しているようです。それもそのはず考えようによってはアドセンス情報を公開するのは、広告主の情報を洩らしているということになるからです。広告主あってのアドセンスなので、この辺のポリシーに触れると怖そうです。
違反しないための対策
というわけで、今まで同ブログで公開していた「見積もり収益額」を公開するのはやめて、記事内のアドセンス報酬額を全て「支払総額」に書き換えました。サイト別の報酬を公開するのもNGみたいです。あくまでも「総額」じゃないと駄目だと僕は理解しました。このブログ内で数字が以前よりも増えたり、減ったりしてるのはそのせいです。
変更が面倒だなと思った記事は削除しました。そもそもこのブログにはアドセンスを貼っていないので、そこまで神経質になることはないかもしれませんが、どこで誰がチェックしているかは分からないので念のため細心の注意を払っています。
人によってはバリバリの稼ぐ系の記事を書いているブログにもアドセンスを平気で貼っている人も結構います。僕なら絶対にやりません。稼ぐ系、アフィリエイトサービス比較、報酬公開の記事だけアドセンスを非公開にするといった対処をしている人もいるみたいですが、決して記事単位の問題ではないと僕は思っています。
報酬プログラムを提供するサイト(「報酬提供」サイト)
ポリシーについて
「報酬提供」サイトとは、広告のクリックやウェブ サーフィン、メールの購読といった作業を行ったユーザーに対して支払いや報酬を約束するサイトのことです。このようなページへの Google 広告の掲載は、無効な表示回数やクリックの発生につながることがあるため、禁止されています。同様に、報酬を提供するサービスにアクセスを誘導したり、そうしたサービスを紹介したりすることを主な目的とするサイトでは、広告掲載が許可されません。
ポリシーの対応方法はこちらのビデオで詳しく説明しています。