先日ブログに書いた、ある記事が数日で2000いいねをゲットし、うまいことバズを起こし、アドセンスだけで1万円ほど稼いでくれました。いわゆる炎上のような状態になったのですが、どのようにしてこの状態が起こったのか検証してみました。
ブログを書いていれば、ひとつの記事が短い期間で普段の何倍、ときには何十倍ものアクセスを集めることがあります。このことをバズるなどと言ったりもしますが、トレンドアフィリエイトの手法を使えばそれほど珍しいことではありません。
ただ、普通に記事が拡散していくのと炎上するのとでは少し性質が違うように感じました。炎上とはつまり次のようにして起こるからです。これを知っておけば、ある程度は自分で意図して炎上を起こせるようになるかもしれません。
ブログ記事を炎上させる5つの方法
1、話題のテーマ(トレンド)を察知して、素早く記事を書く
トレンドアフィリエイトの肝である、トレンドについての記事を書く、というのは記事を拡散させるうえでは基本中の基本です。誰も話題にしていないことを記事にしたところで、どれだけいいことを書いても誰にも読まれません。
読者がそのとき、その瞬間に興味のあることについて書かなければいけません。サッカーワールドカップの開催期間中に野球のことを記事にしても意味がありません。何が話題になっているかはニュースや新聞記事を見れば明らかです。連日報道されている芸能、スポーツ、時事ネタを積極的にブログ記事として取り上げていきましょう。
2、ネガティブなことを書く
炎上記事の最大の特徴は、記事の内容に何かしらのネガティブな要素があるということです。何かしらの感動を生んで拡散する記事とは全く違います。ときにそれは批判記事であったり、煽り記事、タブー記事であったりします。
人が言いにくいこと、文章にしずらいことをあえて書く必要があります。これを書くと誰かに怒られるんじゃないか、苦情が来るんじゃないか、という内容こそ炎上の種になります。
しかし、ただネガティブなことを書けばいいわけではありません。ただ誰かを批判すればいいってもんでもありません。そこになにかしらの辻褄と理論がなければ説得力は生まれません。また、自分が本当にそう思っていることを書かない限り、ネガティブな内容でも読者の心には刺さらないでしょう。
3、逆説的なことを書く
逆説とは、「一見、間違っているようで一面の真理をついていること」を指し、パラドックスといったりもしますが、これを最大限利用することで、新しい気づきを読者に与えて興味と好奇心を刺激します。
例えば「タバコを吸っている人のほうが長生きする5つの理由」といった内容がそれに当たります。タバコが健康に悪いのはもはや医学界の常識ですが「実はタバコを吸ったほうが健康になれる」という逆説を打ち立てると、愛煙家に喜ばれますし、そこに一面の真理をつく理論があれば、論争を巻き起こす可能性も大です。
ブログというのはブロガーの考えや意見を表現する場なので、ここでは記事の内容が正しいか間違っているかはもはや問題ではありません。ひとつの出来事をより正確により客観的に伝えるのは報道機関の役目です。
もちろん情報としての記事を配信する場合は、記事に正確性は求められますが、自分の意見を主張するような記事の場合は、重要となってくるのはむしろ面白いかどうかです。
当たり前のことを書くだけでは誰にも読まれません。正論よりも、逆説的なことをさも正論に見せるほうが炎上は起こりやすいです。
4、人とは違うことを書く
みんなが応援している国民的スポーツ選手がいるとします。もしあなたがその選手を応援する記事を書いても、ネット上に溢れているほかの記事と同じ内容になってしまうでしょう。
例えばテニスの錦織選手について記事を書くとしたら、「錦織がテニスで成功できた7つの理由」という記事を書くより、「錦織が絶対に全英オープンで優勝できない3つの理由」という内容で書いたほうが炎上は起きます。もちろんその際には徹底的に錦織選手の弱点を分析して、どうして優勝できないかを説得力のある内容で書かなければいけません。
そのときにも「2」、「3」で説明したネガティブと逆説的な要素を必ず加えるようにしましょう。
5、強い言葉で語る
礼儀正しい文章では読者の心理を揺さぶることはできません。炎上を起こすには「~です」、「~ます」調の語り口調よりも「~である」、「~だ」と断定するように書く必要があります。
もちろん汚い言葉や暴言はNGですが、多少思い切ったことを言うぐらいの意気込みがないと炎上は起きません。目線も上から目線で書くといいでしょう。決して謙虚になってはいけません。こいつ何様だと思われるぐらいがちょうどいいです。「私が思うに」、「私の意見では」といった曖昧な言葉を使っていては、誰にも読まれないでしょう。
まとめ
ここでは5つの炎上させる方法を紹介しましたが、注意しなければならないのは、ネガティブな要素が強い炎上記事はときには人を傷つけることもあるということです。そして多くのネガティブコメントを受けて反対に自分が傷つくという場合もあります。
その覚悟がない人は炎上を起こす資格はありません。また、誰かを批判するにしても差別や侮辱は絶対にしてはいけません。批判をする=ひどいことを書くことではないのです。
僕の場合はたまたま書いた記事が炎上したような形になりましたが、この手法をあえて狙っていこうとは考えていません。ときには批判記事を書くこともあるでしょう。しかしそれよりも自分の気持ちに正直に記事を書くほうが楽しくブログを続けていけるような気がします。