この度、アドセンスの「広告の配置に関するポリシー」に変更があったということでちょっとした騒ぎになっています。それによって今まで1ページに3つまでとされていた広告数の制限がなくなりました。果たしてこれでアドセンスでもっと稼ぎやすくなるのでしょうか?
アドセンスポリシーの変更点
特に注目すべき点は「適切な広告配置」に関する箇所です。
適切な広告配置
価値の高い広告枠
広告や有料の宣伝用資料は、配信するページのコンテンツよりも多くなってはならないものとします。また、コンテンツは、ページを訪れるユーザーの関心に合った、価値ある情報を提供するものでなければなりません。そのため、ユーザーにとって価値がほとんどないページでの広告配信と広告の過度な表示は、修正が行われるまで制限または無効にされる場合があります。許可されないページの例を次に示しますが、これらに限定されません。
第三者が提供するコンテンツに付加価値を付けずに、コンテンツをミラーリング、フレーム処理、スクレイピング、リライトしたページ
サイト運営者様が提供したコンテンツよりも、広告の方が多いページ
手動によるレビューやキュレーションなしで、自動生成されるコンテンツのページ
広告配信専用ページ、コンテンツのないページ
ウェブマスター向けの品質に関するガイドラインに準拠していないページ
これまで1ページにつき3つまでとされていた箇所がなくなり、「広告や有料の宣伝用資料は配信するページのコンテンツよりも多くなってはならいものとします」と変更されました。つまり広告数はコンテンツの量によって増やしてもいい、ということです。
これまでも特別に高い成果を挙げ、グーグルアドセンスの担当がついているようなサイトは3つ以上の広告を表示することも許可されていました。それが今回のポリシー改正で普通のサイトでも広告枠の上限がなくなったことになります。
広告の配置における注意点
広告の数について
上限がなくなったというメリットだけでなく、コンテンツの量によってはこれまでのように3つの広告を表示するだけでも「広告の過度な表示」とみなされる場合もあります。
特に極端にテキストが少ないページに3つの広告を表示することは今後ポリシーにひっかかることになるので注意が必要です。
逆にボリュームのある価値あるコンテンツが提供できていれば、1ページに5、6個の広告を表示することも可能です。最近ではSEOで有利になるために文字数を多く書くことが流行っていますが、何千文字もある記事なら3つ以上の広告を記事内に表示しても決して不自然ではないでしょう。
何文字の記事に対して、いくつの広告を掲載していい、といった明確な基準があるわけではないので、その辺はあくまでもグーグルの判断になりますが、読者にとって広告が邪魔にならない程度なら問題なさそうです。
広告を掲載するページの種類について
どんなページにアドセンス広告を掲載するかでポリシーに違反になることもあります。以下のページはNGとされています。
手続き完了ページ、離脱ページ、ログインページ、エラーページでの広告掲載
コンテンツを含まないページ(手続き完了ページ、離脱ページ、ログインページ、エラーページなど)に広告を掲載することは許可されません。このようなページは、訪問者がドメインから離脱する可能性がある際や、購入やダウンロードなど、サイト上で特定のアクションを実行した後に表示されます。
この種のページに広告を掲載すると、広告が実際のコンテンツだと誤解されてしまう可能性があるため、掲載は避けてください。
特に404ページに広告を載せている人は今すぐ削除しましょう。
まとめ
ますます規定が厳しくなった感は否めないですが、しっかりルールを守ってやればアドセンスは十分に稼げる広告配信サービスです。特に広告数の上限がなくなった今ではボリュームのあるコンテンツにて広告がクリックされる可能性がさらに広がりそうです。
広告数をただ増やしてもクリック率や収益はさほど変わらないといった意見もありますが、こればかりは実際にやってみるのが一番です。アドセンスで稼ぐ方法は有料noteで詳しく説明しているので、興味のある人はぜひ読んでみてください。